千年の想い
創業の想い
社員相互の家族的な和を通じて
お茶の間のひとときをつくる
お手伝いをしよう
夢は千年企業
「強くていい会社」をつくろう
「大きくて有名な会社」よりも「強くていい会社」
一時的な繁栄ではなく千年にわたり永続する会社
あらゆる面で群を抜く「強い会社」
やりがいをもって安心して働ける「いい会社」
「強くていい会社」をつくることで
むか新は夢の千年企業をめざします。
お客さまへの3つの約束
お客さまがむか新のお菓子を
1.買う時
2.開ける時
3.食べる時
に喜びと感動をつくります。
5つの心がけ
1.『ひとつひとつ』のお菓子を全力でつくろう。
2.『ひとりひとり』のお客さまに笑顔でおもてなしをしよう。
3.『ひとりひとり』の仲間を思いやり感謝し合おう。
4.むか新を支えてくれるお取引先を大切にしよう。
5.地域に貢献し、感謝されるように努めよう。
私は以上のことを忘れず、信用・信頼を蓄積していきます。
進化への宣言
ひとりの成功は、みんなの喜び
今までの常識は、時には非常識
変化を恐れず、本根で語り合い
誇りある菓子づくりと
誇りある店づくりで
私たちは、日々進化し続けます。
むか新と千石船
郷土の豪商・食野家
(めしのけ)
むか新のある泉州泉佐野は、江戸時代の頃は地域の発展が著しく、漁業や廻船業などの行き交う船で大変な賑わいをみせていたといわれています。
廻船業では「食野家」や「唐金家」などの豪商を生み、中でも食野家は北前船交易などで巨富を築き、鴻池、三井家らと並ぶ全国屈指の富豪として知られています。
食野家は大名の御用商人となり、諸国の米穀、豆類、雑穀、油、昆布、塩干魚類、肥料、木綿などの産物を取り扱いました。当初は瀬戸内海が商いの舞台でしたが徐々に航路を拡大し17、18世紀には秋田地方などに綿製品を運送するようになりました。
往路では和泉産の木綿をはじめ、菜種油、酒、塩、砂糖、煙草などを運び、帰路はニシン、昆布などの海産物や北国米、小豆、肥料などを積み込み、巨大な利益を得たと言われています。
この時に活躍したのが「千石船」と呼ばれる大型廻船です。
こうして食野家は、千石船をはじめ120隻以上の船を所有して海運業で勢力を広げました。
交易は本土沿岸諸国はもとより蝦夷・松前・対馬にも及んでいたようです。
むか新と千石船
むか新は、そのような郷土の歴史の象徴とも言えるであろう千石船を、それぞれ大きさは違いますが全店に飾っています。
それは、「お菓子を通じて泉州の歴史の語り部に」という想いの表れでもあります。
また、むか新を代表する銘菓「千石」(せんごく)も千石船の名に由来した商品です。
現在、むか新に飾ってある千石船の中で一番大きなものは、和泉の国本館にある全長3メートルの北前千石船です。
この北前千石船は日本一船匠と称された野田房吉氏の遺作の一つです。
野田房吉氏は和船の歴史を世に遺したい一念から昭和26年「和船研究所」を設け、寝食を忘れて模型作りに捧げ尽したと言われ、その一生は利害を超越した名人気質な生き方でした。
氏の遺作は現在東京大学・神戸商船大学・東海大学にも展示され、首相官邸をはじめ、米ハーバード大などにも寄贈されています。
むか新はさまざまな方のご縁からこの北前千石船と出会うことができ、「向新丸」と命名して和泉の国本館内のプチ・ミュージアムにて展示しております。